日暮れは
終わりと
始まりの
グラデーション。
涙がこぼれ落ちないように
上を向いて歩いてたら
そこには電飾の「P」。
ところどころ
欠けながらも
その灯りは連なり、
規則的に正しく
回転するように点滅しています。
しかしながら、たいして
誰にも見られていない様子。
目立つはずの配慮が
街に同化した風景となっています。
がぜん
哀愁しかありません。
できることなら
壁をのぼって抱きしめてあげたい。
涙でにじんで
ピンボケの1枚になりました。
それはウソですが、
暮れる十月に
この「P」を捧げたいと思います。
興奮していることが
気づかれないように。
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