空の線。
ふと、
空を見上げると
ひこうき雲。
ずうっと遠くまで、ずうっと、
白い線を描いていったんだ。
だまって見てた。
阿呆みたいにね。
先が見えなくなるまで。
口なんて、あいてたよそりゃ。
ひたすら真っすぐ進む線は
地上の電柱と交差していた。
十字架のようにも見えて、
そんなこと、
ひこうき雲は知らない。
パイロットは
知っているのだろうか?
今オレ、ひこうき雲だしてんなあって
実感があるのだろうか。
その手応えはどんな塩梅なのか。
何を言っているか
わからなくなったけど、
君にも見せたかったよ。
あぁ
秋だねえ。
鍋だねえ。
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