2012年10月11日木曜日

料理。




意識したことはないのだけど、
料理をつくるのが好きだと思った。

最近、
趣味は何ですかと聞かれたとき
はて、なにが好きかと困っていたら
遠慮気味に料理が好きかなあと浮かんだ。

料理といっても
特別なものではない。
日常の食事といったほうがふさわしい。

なぜ好きなのかと考えたら
食べた人がよろこんでくれるから。
それが出発点だったと思う。

米の炊きあがりと同時に
おかずとみそ汁を仕上げる
ひとりレースを終えた
テキパキの自己満足もある。

でも、最近は
それだけではないと思ってきた。

大量につくるのが好き。

たくさんつくった満足感と
しばらく困らないという安心感。

カレーとか
トマトソースとか
切り干し大根とか
どんと一品つくる。

こういう、深鍋系は
現実逃避にも適している。
何も考えず、
ただ、おいしくなれと
鍋と向き合う時間。

もっと言うと、
たこ焼きや、つくね団子や
おにぎりみたいに
同じかたちのものを
たくさんつくるのが好きなようだ。

そして何より
もくもくと続ける作業。
じょじょに並んでいく感じ。

で、いなり寿司。
これはすべてを満たしている。
最高。

油揚げをじっくり煮込む。
酢飯をひたすら詰める。

コトコトともくもくの競演。


おだやかな興奮。
すべてを終えたときの達成感。
それまで、
離れていたかのような思考は
実は片隅で煮込まれている。気がする。

いなりに関しては
もっと言いたいことがある。
けれど、
頭がどうかしてると思われそうなので
このへんにしておこう。


今日は雨が降っている。
それもいいと思う。
料理の写真はむずかしい。



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