2014年4月15日火曜日

やっとの「P」


被写体のために
動くのではなく
動いた先に
被写体がある。

それくらいがいいんです。

そうして
逃したままの「P」。
これもまたしかり。

大きい。
かなり。

サインとして
「大きい」は上等手段。

それゆえ
下品になりかねない。
もろ刃の剣でもあります。

大きいことに慢心して
配慮を忘れがちなのです。

しかし
このBP(ビッグ・P)は
どうでしょうか。

中央に堂々と位置し
左右の「In」と「Out」を分ける姿は
まるで女神の天秤のよう。

小さき者の出入りを
静かに見守っているのです。

それでいて
さりげなく
「3P」を司っているのは
女神のもうひとつの顔でしょうか。

あぁ
ずっと前から出会っていた。
往来の激しい道。
立ち寄る理由のない場所。
幾度と通りすぎたことでしょう。
その無念、今は語るまい。

天候、陽の向き
すべて申し分なし。
最善の条件。
堂々と冷静に
シャッターを切ったのです。
iPhoneの。

感無量。

興奮しっぱなしです。




ちなみにこの写真は
いつぞやの
車中からの撮り損ね。

いいんです。
失敗を掲げるに値するのです。

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