2014年8月11日月曜日

夏はあともう少し。




日曜日の夜から
空がわんわん泣き出して
季節がひと目盛り
大きくカチリと動いた感じ。

明けて青空。
なんにもなかったみたいに、
堂々と高くなっている。

週末は
金曜日が最悪の飲み方をして
土日は知り合いの田舎で
のんびりを許されるという
激しい振り幅。

8歳児と海水浴をし
おいしいものを食べ
カブトムシとったり
ひまわり畑の迷路を走ったり
思い出しては
自己嫌悪になったり
知らない温泉に入って
また泳いでみたり。

気持ちよくヘトヘト。

雨は持ちこたえてくれた。
すべてを終えた家路で
ざんざん降ってきたんだ。

週末は終わりますよーと
告げているかのようだった。

田舎の夜。
泊まり先でも寝そびれて
ちょうどむずむず起きた8歳児と
近所を探検した。

8歳児は少し欲が出て
二匹目のカブトムシを
期待していたんだと思う。

ドアを開けたら
見事な星空。
そこに光る、流星。
大きくて黄色い月を見て
ぼくら
その瞬間
世界中でいちばん
ラッキーな気持ちでいた。

そしたら
これまた
未確認飛行物体。

見ちゃった。

これが
ドラマの筋書きだったら
偉い人に修正される展開だろう。

でも、本当なんだ。

かるく30分は
追っかけていただろうか。

あんまりにも明確に
見え続けるもんだから
すこしこわくなって帰った。

ウソじゃないんだけど
言ってて恥ずかしいから
詳細を説明するのはやめとく。

黄色い光が2つあって
間に赤い光があって
ジグザグ動いたり
瞬間移動したりするんだ。

ほら。もう恥ずかしい。
なんだこの感じ。

夏の夜のいたずらだ。
ぼくらだけの
思い出にしておくよ。

さすがに
UFOは想定外だったけど
波に飛び込んだり
流れ星に目を丸くしたり
カブトムシで興奮したり
驚く顔を見るのが、ぼくは好きだ。

たまらなく好きだ。

ほかのことなんて
どうでもよくなるよ。

そうして
ぼくが子どもだったときの
体験や感覚を
もう一度させてもらっている。
とても不思議な感覚だけど
ありがたく思う。

この世は
思っている以上に
ポンコツだけれど、
心配はいらない。

まだまだ
君を驚かせてやりたい。

そんで
昨日の夜は
すやすやと眠れると
思っていたんだけど
すんなりと
週末を終わらせてもらえなかった。

ツユムシが脱走して
部屋の中で鳴いていて
それを捕獲して
簡易的な虫かごを補強して
また逃げるんじゃないかと
気になって寝そびれる始末。

その間
ずうっと雨は
降ってたんだ。

あ。ツユムシって
キリギリスの仲間らしいよ。
弱々しい姿から
その名前が付いたらしい。
それ知って
妙に愛着がわいてしまった。

すんなりと
週末を終わらせてくれないのは
なんかの罰なのかと苦笑いして
ずうっと雨の音を聞いていたんだ。

そんなこんな。

夏はまだ
もう少しあるよ。

















田舎のコンビニで
猫を発見して撮ったんだけど
今さ
よく見てみたら
えらく拒んでる顔してるのね。

田舎の猫
ほほえましく思って
めずらしく
撮ってみたんだけど
それはこっちの勝手なはなし。

あと
カブトムシって
ずっと密吸ってるのね。
バカなんじゃないかってくらい。
昆虫の王様だし
もっと威厳を持ってほしかった。

それもまた
こっちの勝手なイメージ。

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