2014年2月20日木曜日

雪道の足跡。


ひんやりした街の午前。
太陽の熱を
なにげなく感じながら
歩くのは気持ちがいいね。

予定はさくさくと終わり
帰り道の雪道でふと気づく。

踏み固まった1本の道。
その横に足跡が続いている。

踏み固まった道は
ふたりすれ違うことができない幅。
この足跡は
道を譲った人が残したものだろうか。

だとしたら
けっこう譲っているよね。

ハールメンの笛吹き男の
行列でもやってきたんだろうか。

だとしたら
そそくさと譲るよね。ぼくも。

それとも
誰も歩いていない雪を求めて
はしゃいじゃった人の足跡なんだろか。

だとしたら
直視したくないよね。ぼくは。

ちなみにぼくは
こういう道では
いっつも譲る方。
そうすることに決めている。
いいとか
わるいとかではなく
そうすることに決めている。

ちなみに
こういう道では
ふたり並んで歩けないから
気持ち足早になるよね。
声も少し大きめを意識したり。

あ、そういうケースの足跡か。
違うか。

君ならどう考えるだろう。
それを知りたいなあ。



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